遅くなりましたが
6/28-7/2鮪立に行ってまいりました!
今回の目的は、B4の課題の成果物を施主様にプレゼンすることと
オーストラリアから来たRMIT(メルボルン工科大学?)のランドスケープを勉強する学生達とワークショップをすることでした。

今回伊藤研究室からは12人(一人他研もいます)です。
気仙沼に行くのは初めての方もいたので、気仙沼に着いて早々市街地を周りました。

皆さん、復幸マルシェの希望の飲むヨーグルトを覚えていらっしゃいますか?
再び訪れてみたら、店内の壁には気仙沼に遊び場をと願う息子さんの手紙や、私達の写真がかけられていました。
嬉しいですね!それだけでなく、そこの店主さんが私達のことを覚えてくださっていました。
あちらも「商売やっててよかった!海に向かって大声で叫びたい気分!」とすごく喜んでくださりました。


お店の前で。前列左が店主の小野田さんです!
バッティングセンターだけでなく他にもアトラクションを加えていくそうで(皿割りとか笑)、とにかくこの話が流れないように、今年秋には着工するのだそうです。
小野田商店もここであと3〜5年は やっていくそうです。


また、鮪立に着いてからは、私達B4の発表です。
3人それぞれ、鈴木家の住宅(高台)と養殖業を営むための職場(低地)を設計しました。
施主様や職場の方は真剣な眼差しで、
こちらもその思いに応えられるよう、プレゼンをしました。
コメントは時に厳しかったのですが、終わったあとの懇親会(?)では、
「普通の家しか知らないもんだから、びっくりしたよ。コストとか強度とか気になるけど面白かった」
奥様たちからは「こんな家に住みたいね〜」などと
私達の提案を良く受け取っていただき、有難い限りです。
実施設計にするには課題はたくさんです。
この案は流れてしまう可能性もありますが、
こんな未熟者の学生にこのような機会をくださり、本当に感謝します。


反省点を活かし、いつかこの敷地のソリューションが出たら、また提案してみたいです!


その後は、RMITとのワークショップです。
彼らはランドスケープを学んでおり、建築と少し違う分野です。

大釜を見学したり、東北大学の歴史家のモリスさんのお話を伺い、
理科大2名RMIT2名が1グループとなり、6グループに分かれて、それぞれ鮪立の未来をデザインしました。

理科大では、CGなどすぐにパソコンでの作業が進みがちかと思うのですが、
RMITはトレーシングペーパーに手書きパースでイメージをしていくようで、
その違いが面白かったです。



一日半と短い時間でしたが、住民も少し交えてプレゼンを終えることができました。

 その後の懇親会はとても盛り上がりのあるものでした!
何が面白かったのかよく覚えていませんが(笑)、言葉の壁や考え方、進め方の違いで苦労したので、チームで一つのことを成し遂げたことが良かったのでしょうか
今でも良い関係で、今度はメルボルンの方に行ってみたいですね。


震災の影響により提案・策略・行動が必要で、
住民は今焦りや苛立ちの真っ只中なわけですが、
このように提案しかできない学生に考える時間を与えて下さり、本当に感謝します。



言葉がわからないメルボルンの学生たちも大好きになった場所です。
鮪立に、宿など泊まれる環境が整ったら、みなさんもぜひ訪れてみてください!