こんにちは

寒い日があったり,暖かい日があったり,卒業設計学内講評を終えてから,学外展示やその準備で完全に体調を崩しております広報係の高梨です.

B4にとっては4年間の,M2の方にとっては6年間の集大成となる卒業設計,卒業論文,修士設計,修士論文の学内での発表が終わりました.

まず卒業設計では6人が取り組み3人が最終講評に進み,先生や建築家の方々の前で発表を行いました.

小山さんは「潮見台集落-斜面地に対する新しい建築のふるまい方と暮らし方-」と題して横浜市の汐見台団地のアップデート型として新しい集落的建築を提案しました.


高梨は「海祭礼讃-漁業と祭りを中心とするまちの建築-」と題して,千葉県勝浦市に漁業と祭りを中心とするまちの建築として現代における神聖な漁港空間を提案しました.


白熱した議論の末,小山さんが第5位,高梨が2位の結果となり,大学代表として学外展示会に参加します.

卒業論文では4班計9人が発表をしました.

B1班の常泉くん,中谷くん,田邊さんは「都心商業地区における個人商店の持続と建替に関する研究〜青山通り周辺地区を対象として〜」と題して,東京都港区の青山地区の個人商店を対象に建物の変化や移動を調べ,個人商店の存続がまちに与える影響について明らかにしました.

B2班の藤田さん,櫻井くんは「大学生の散策行動における経路・目的地選択」と題して,スマートフォンの登場により情報が複雑化した現代社会において,若者の外出時の経路選択に着目し,特性の分類とその経路選択がどのような要因によって行われているのかを明らかにし分類しました.


B4班の鈴木くん,林くんは「客船ターミナルにおける眺望景観と滞留行動に関する研究」と題して,都市圏内6つの客船ターミナルを対象に各ターミナルの眺望景観の特徴をあげ,そこでの人々の行動を記録することで眺望景観と滞留行動の関係性を明らかにしました.


修士設計では2人の先輩が発表しました.

中野さんは「noisects 共感覚から導かられる「色・形・空間」」と題し,共感覚の特殊性に着目し,都市の音(noise)を「色・形」に変換し新たな理論を提案し,そこから導かられる「音の空間」をデザインしました.


菅野さんは「小さな生活景-木造密集地域の更新手法-」と題し,東京都墨田区京島を敷地に街区内の木密ネットワーク形成とガジェットを用いた住宅の更新手法を提案しました.




見事菅野さんが修士設計最優秀賞を勝ち取りました!!

おめでとうございます!

修士論文では2人の先輩が発表しました.

川越さんは「鉄道沿線の人口分変化と商業機能の充足-東京都市圏の近郊鉄道を対象に-」と題して,東京都市圏の近郊鉄道を対象にGIS等を用いて鉄道沿線の人口分布の変化を可視化し,分析を行いました.


鈴木さんは「街路ネットワーク上の商店街立地とその空間-墨田区を対象として-」と題して,墨田区の商店街を対象として,街路ネットワーク分析による立地の評価と実空間の比較を行い,形態的側面から商店街の店舗集積の変化を明らかにしました.



学部生も修士の方も学生生活の集大成として,満足の行く発表ができたでしょうか.

皆様の今後のご活躍を願います.

1年間お疲れ様でした!